ぷちぷち食感が◎毎日食べたいドライフルーツ
いちじく

いちじくってどんなフルーツ?

いちじくは、クワ科イチジク属っていうグループの果物。 漢字では「無花果」と書くけど、もちろん「花が無い」ワケじゃないのよ。 実の内側に小さな花がたくさんならんでいるんだけど、外からは見えないせいで、「花が無い果物」と書かれるようになっちゃったのね。
いちじくの原産地はアラビア半島で、寒さには弱いの。 数千年も前から栽培されていて、古代エジプトの壁画にもえがかれているし、ギリシャ神話や旧約聖書にもいちじくが登場しているわ。 日本には江戸時代に伝わって、今は愛知県や和歌山県で栽培がさかん。 日本では果皮が赤紫色の「ドーフィン」や「蓬莱柿(ほうらいし)」という生食用の品種が人気だけど、いちじくの生産量世界一のトルコでは、果皮が白色の「スミルナ種」という加工用の品種が多く栽培されているんだって。
いちじくは、昔から「不老長寿の果実」とよばれるくらい薬効が高い果物で、カリウムなどのミネラルや、食物繊維がたくさんふくまれているし、 タンパク質を分解して消化をたすけてくれるフィシンっていう酵素もあるの。 この酵素は、葉や茎から出る白い液にもふくまれていて、今でも皮膚薬としてイボ取りなどの民間療法に使わているのよ。

いちじくのドライフルーツはこんな感じ!

ドライいちじくは、砂糖を加えず天日干ししているものが多いから、とってもヘルシー♪ 収穫した果実をそのまま乾燥させるから、栄養のつまった皮も実も種もぜーんぶ食べられて、栄養もまるまるっと摂れちゃう☆ ドライいちじくのおもな産地は、日差しが強くて乾燥した気候のギリシャやトルコ、イラン、アメリカのカリフォルニア。 品種や製法の違いで、いろいろなタイプがあるんだけど、トルコ産のドライいちじくは、大粒で肉厚、しっとりした食感で甘みが強いものが多くて、食べごたえ十分。 やわらかいから、パンやお菓子の材料にも使いやすいの。 イラン産のドライいちじくは、小粒で甘さはひかえめ。 中までしっかり乾燥させているから、噛みごたえのあるかためのものが多いかな。 アメリカ産に多いのは黒いちじくよ。ちょっとビックリの見た目だけど、つまんでもベタつかないから、仕事中の間食にイイわよ。 食べ比べて、お好みのものを見つけてね。

いちじくのドライフルーツはココがすごい!

天日干しされたドライいちじくは、生のいちじくに比べて栄養素が数倍にアップ!! よぶんな塩分を排出してむくみを予防してくれるカリウムや、貧血予防に効果的な鉄分は、生のいちじくの約5倍、骨や歯などをつくって骨粗しょう症を予防してくれるカルシウムは、生の約8倍も含まれているの。 ペクチンっていう水溶性の食物繊維もたっぷり含まれていて、腸内の善玉菌を増やして腸の調子を整えてくれるから、便秘に悩んでいる人にはとくにオススメ! 抗酸化作用があるポリフェノールも豊富で、シミやシワの改善も期待できるのよ☆

ドライいちじくを食べながら、キレイになるコツ!

POINT 1
1日の摂取量の目安は30g
食物繊維たっぷりなので、食べ過ぎると下痢になっちゃうかも(>_<) それに、カロリーの摂り過ぎにも注意しなくちゃ。 100gで271gだから、だいたい1日30g、大粒のものなら2粒を目安にしてね。
POINT 2
理想のタイミングは「食後」
ドライいちじくには、消化をたすける酵素がたくさんあるから、食後に食べると脂質や糖質の吸収を抑えることができるの。 ダイエット中の人や血糖値が気になる人は、食後に1粒食べるといいかも。
POINT 3
おやつにドライいちじくを
肉厚のドライいちじくは噛みごたえがあるから、よーく噛んで食べると満腹中枢が刺激されて少しの量でも満足できそう。 ほどよい甘みとプチプチした食感が、ダイエット中のおやつにピッタリ♪