美容にも健康にも◎おなじみのドライフルーツ
レーズン

レーズンってどんなフルーツ?

ぶどうは、ブドウ科ブドウ属っていうグループの果物。 原産は西アジアと北アメリカの2か所で、日本ではおもに西アジア原産のヨーロッパ種と、西アジア原産種と北アメリカ原産種の交雑種が栽培されているの。 ヨーロッパ種の代表はマスカット・オブ・アレキサンドリア。黄緑色の大粒の実がジューシーな高級品ね! 交雑種には、デラウエアや巨峰、ピオーネなどなどおなじみの品種がずらーり。 ぶどうの栽培には雨が少ない気候が適していて、日本では山梨県や長野県で栽培がさかんなのよ。
とっても食べやすい種なしぶどう、どうやって作られているか知ってる? トンプソン・シードレスのように、もともと種のない品種もあるんだけど、デラウエアや巨峰は人工的に種ができないようにしているの。 開花前と開花後の2回、ぶどうの房を1房ずつジベレリンっていう薬品の入ったカップに浸すんですって。食べるのはラクだけど、作るのは大変なのね~(>_<)
ぶどうは生の果実はもちろん、ワインやジュース、ジャム、ゼリーなどの加工品も美味しいわよね☆ しかも美味しいだけじゃなくて栄養もたーっぷり! ぶどうに含まれているブドウ糖や果糖などの糖質は、吸収されやすく、すぐにエネルギーになってくれるから、疲労回復の効果が大きいの。 さらにぶどうの皮や種には、抗酸化作用があるポリフェノールがたくさん含まれていてガンや動脈硬化の予防に、紫色のもとになっているアントシアニンという色素は、目の疲れや視力回復に効果があるといわれているわ。 ほかにもβカロテンやカリウム、亜鉛、鉄などのミネラルなどが豊富。とってもパワフルなフルーツなのよ♪

レーズンのドライフルーツはこんな感じ!

ぶどうの果実を乾燥させたドライレーズンは産地も種類もいろいろ。 カリフォルニア産のレーズンは紫色で香りも甘みも濃厚、トルコ産のサルタナレーズンは黄みがかっていてさっぱりとした甘さ、中国産のグリーンレーズンは黄緑色で少し酸味を感じるスッキリした味のものが多いかな。 小粒のカレンツは、香りや酸味が強いから、お菓子やパンの材料にピッタリ☆ 生産量が多いから価格もとってもお手頃。 オイルや保存料を使っていない健康志向のものも増えているから、お好みのものを選んでみて。

レーズンのドライフルーツはココがすごい!

水分の抜けたドライレーズンは、ジューシーな生のぶどうとは全然違うもっちりした食感で、甘みもより濃厚に。 しっかり乾燥させた固めのものや、セミドライでやわらかいものがあるわ。 美味しいだけじゃなくて、栄養がぎゅっと凝縮されていて、腸内環境を整えて便秘予防に効果がある食物繊維や、貧血の改善に欠かせない鉄分は生のぶどうの約10倍、余分な塩分や水分を排出して高血圧やむくみ予防に効果があるカリウムは生のぶどうの約6倍もあるの。
ぶどうの果皮には、心臓病やガンの予防によいとされる、いま大注目のポリフェノールがたっぷり含まれているの。 生のぶどうの皮は食べにくいし、赤ワインは時間と場所を選ぶけど、ドライレーズンなら手軽に食べられて、ぶどうの栄養を逃さず全部摂れちゃう☆ ほかにも免疫力を高めてくれる酒石酸や、血液をサラサラにしてくれるフラボノイドも含まれているんですって。 ドライレーズンを食べて、体の内側から健康になっちゃおう!

ドライレーズンを食べながら、キレイになるコツ!

POINT 1
1日に食べる量の目安は84g
ドライレーズンのカロリーは100gで315kcal。ドライレーズンの果糖はすばやく消費されるので、肥満にはつながりにくいけど、やっぱり食べ過ぎは禁物!片手に軽くのるくらいの量を1日分の目安にしてね。
POINT 2
貧血予防のスペシャルな朝食に
じつはドライレーズンにはドライブルーンの約2倍の鉄分が含まれているの。 朝食のサラダやデザートのヨーグルトにレーズンをトッピングすれば、貧血気味の方におすすめのスペシャルメニューに☆
POINT 3
意外に使える!多彩なアレンジで
千切りにしたにんじんとレーズンをドレッシングで和えたり、かぼちゃやほうれん草とレーズンをオリーブ油でソテーしたり、ドライレーズンはいろいろな料理にベストマッチ! ドライレーズンが苦手な方は、細かく刻むといいかも。