栄養も甘さもたーっぷりのドライフルーツ
デーツ

デーツってどんなフルーツ?

デーツは、ヤシ科ナツメヤシ属の「ナツメヤシ」の果実で、原産は北アフリカや西アジアの乾燥地帯。 果実の形は似てるけど、中国原産のクロウメモドキ科ナツメ属のナツメとはまったく別モノよ。 生のデーツは、長さ3~7cm、直径2~3cmのだ円形をしていて、色は黄色や赤、茶色などさまざま。 実の中に長さ2cm、厚さ6~8mmくたいの種が1つ入っているわ。 未熟な果実はほのかな甘みとさくっとした軽い食感、よく熟したものはねっとり濃厚な甘みと食感で、そのまま食べるのはもちろん、シロップ漬けやジャムに加工したり、発酵させてお酒にしたりするんですって。 じつは日本でも、デーツはお好み焼きのソースの原料に使われていることもあるから、「デーツなんて食べたことないー」というアナタも、気づかないうちに味わっているかも?
砂漠の過酷な環境でも育つナツメヤシは「生命の木」とよばれていて、その果実であるデーツも糖質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養がたっぷり。 キリスト教の聖典「旧約聖書」では「エデンの園の果実」、イスラム教の聖典「コーラン」では「神の与えた果実」と書かれているすごいフルーツなの。 日本では生のデーツを見かけることはほとんどないけれど、ドライデーツならカンタンに入手できるわ。お店で見かけたらぜひ手に取ってみて!

デーツのドライフルーツはこんな感じ!

ドライデーツは、乾燥の度合いで、食感がかためのドライ、ややかためのセミドライ、やわらかいフレッシュの3つに分けられるから、お好みで選んでね。 デーツはアフリカから南米まで広く栽培されていて、およそ400種もの品種があるといわれているけれど、日本で多く取り扱われているドライデーツは、イラン産のピアロム種やサーヤ種、アメリカ産のマジョール種やディグレット種かな。 そのまま食べるなら種ぬきのもの、お菓子やパンの材料に使うならダイスカットされたものが便利よ☆

デーツのドライフルーツはココがすごい!

もともと他のフルーツに比べて水分が少ないデーツを、乾燥させてさらに水分を抜いたドライデーツは栄養がぎゅぎゅっと凝縮されていて、まさに栄養のカタマリ! デーツに含まれている鉄分はブルーベリーの4倍、カリウムはりんごの4.5倍もあるといわれているの。 鉄分は貧血予防、カリウムはむくみ予防に効果がある成分なのよ。 腸内環境を整えてくれる食物繊維はごぼうの1.2倍、腸の動きをよくしてくれるマグネシウムはキウイの4.6倍も含まれているから、便秘も改善しそう☆ ほかにもアンチエイジング効果が期待できるポリフェノールなど有効な成分がたっぷり。 ドライデーツはまさに「恵みの果実」ね。

ドライデーツを食べながら、キレイになるコツ!

POINT 1
ティータイムにデーツを
干し柿のような食感と甘みが楽しめるドライデーツ。だから紅茶だけでなく、ほうじ茶にもぴったり!たまには「和」の雰囲気でほっこりまったり、くつろいではいかが?
POINT 2
1日5~6粒を目安に
中近東では主食代わりにもなるドライデーツ。栄養価が高い分、カロリーも…。 1粒だいたい20kcalといわれているので、1日の摂取量の目安は5~6粒。食べ過ぎにはくれぐれもご注意を(>_<)
POINT 3
ドライデーツを毎日の食卓に
ドライデーツはそのまま食べても美味しいけど、じつはとっても「使える」ドライフルーツ。レシピサイトにはドライデーツを使ったデザートからソースまで、たくさんのアレンジレシピが掲載されているから、ぜひお試しあれ☆