キウイってどんなフルーツ？

キウイは、マタタビ科マタタビ属というグループの果物で、実は中国原産。意外よね！？ 産地として有名なニュージーランドで栽培されるようになったのは、20世紀になってから。 あっという間に世界中に広まったのねー。 品種改良も進んで、今ではグリーンキウイのほか、ゴールドキウイやレッドキウイ、ベビーキウイなど、たくさんの種類が市場に出回っているわ。

初めは「チャイニーズグーズベリー（中国スグリ）」とよばれていたキウイだけど、あの丸くて毛の生えた茶色の果実が、ニュージーランドの国鳥「キーウイ」の見た目に似ていることから、「キウイ」とよばれるようになったんだって。 見かけは地味なキウイだけど、実は「フルーツの王様」といわれるくらい栄養価が高い果物。 レモン8個分以上のビタミンCや、余分な塩分を排出してくれて高血圧やむくみを予防するカリウム、タンパク質を分解して消化を助けてくれるアクチニジンという酵素などなど、たくさんの栄養素が含まれているのよ♪

ドライキウイの特徴は、ほかのドライフルーツよりちょっぴり強めの酸味と、プチプチした種の食感。 砂糖を加えたものは、厚めにカットされているから、ふんわりした甘さとグミのような噛みごたえが楽しめるわ。 ダイスカットされたものは、お菓子の材料にもオススメよ。 ヘルシー派には砂糖不使用のものが大人気。うすーくスライスされていて、自然な甘酸っぱさと香りがイイ感じ♪ ほかにも、実を丸ごと食べられちゃうベビーキウイという品種があるわ。 ベビーキウイはその名の通り、大きさが2～3センチの小さいキウイで「サルナシ」ともいうの。ふつうのキウイより甘みが強くて食べやすいから、お店で見かけたらぜひ試してみてね。

ビタミンCは、肌のハリのもとのコラーゲンをつくる手助けをしたり、シミのもとになるメラニンの生成を抑えたりする、わたしたちには絶対欠かせない栄養素。 だけどビタミンCは熱に弱いから、ドライフルーツには残っていないことが多いの。 と・こ・ろ・が、キウイのビタミンCは乾燥させても壊れにくくて、ドライキウイで美味しく手軽にビタミンCが補給できるんだって。 それに、キウイは腸内環境を整えてくれる食物繊維も豊富。 食物繊維には、腸内の善玉菌を増やしてお腹の調子を整えてくれる水溶性の食物繊維と、便のかさを増やしてお通じを良くしてくれる不水溶性の食物繊維があるんだけど、キウイにはその両方が含まれているの。 生のキウイを乾燥させてつくるドライキウイには、食物繊維がぎゅぎゅっと凝縮されているから、毎日食べれば便秘も解消☆